Thought Leadership ぶろぐ

当面は米国の安全保障政策やその動向について取り上げたいと思います。(週末更新)

「 米バイデン政権に対する北朝鮮のメッセージ:"騒ぎを起こすことは控えた方がいい"」(2021年3月16日記事)

1.元記事(New York Times

www.nytimes.com

 

2.記事要旨

  • 北朝鮮はこの度初めて米バイデン政権に対して、米国および韓国による合同演習に対して「余計な騒ぎを起こさない方が良い」との警告を打ち出した
  • 当時はBlinken国務長官とAustin国防長官が日本政府の幹部と、北朝鮮核兵器開発および中国による干渉増加を受けた同盟強化に関する会議を実施し始めたところであった
  • キム・ヨジョン(金正恩の報道官)は声明で「向こう4年を安泰で生き延びたいのなら余計なことはしない方が良い」と発表した
  • ソウル市北朝鮮研究大学教授によれば、これは米国および韓国に圧力をかける狙いがあるとのこと

3.Leader’s ほそく

北朝鮮の核開発問題は、特に日米共にIndo-Pacific(インド太平洋)の安全保障面で大きく懸念している。最近の北朝鮮大陸間弾道ミサイルは米国が射程圏内に入っている為、米国としては同盟国の日本や韓国、また当該地域に駐在する在○米軍との連携を以て北朝鮮に対する抑止をしたいところですね。一方で米国は北朝鮮よりも最大の脅威は軍事力・経済力ともに圧倒する中国であるとみていることから、どのようにしてユーラシア大陸の脅威に対抗するかを考える必要があり、日本も斯様な状況でどのような価値を発揮するのか問われていると思います。

 

それでは、Have a nice day!