「プーチン大統領は領空開放条約からの脱退を決議」(2021年6月7日記事)
1.元記事(Defense News)
2.記事要旨
- 2020年11月に、トランプ政権が領域開放条約*1から米国を脱退させたことに次いで、ロシアも本条約から抜けることについて、2021年6月7日にサインした。
- ロシアは米国が本条約に加盟復帰すれば自国も復帰することを発信していたが、米国は結局戻らず仕舞いであったため、脱退に踏み切った形となった。
- バイデンは、当時のトランプ大統領の本決断に対して、近視すぎると批判していた。
- 本条約は、ロシアと西洋諸国間における信用構築のために設けられたものであったが、ロシアの度重なる違反を受けて、米国が留まる意味は無いとして脱退したことが背景にある。
3.Leader’s ほそく
本ブログの主旨からは少し逸れたトピックとなりますが、米国の対外政策の一つとして取り上げてみました。本記事で触れているように、ロシアは本条約署名以降、2014年のウクライナ統合や2016年の米大統領選挙への不正介入など、様々な形で政治的圧力をかけていたとされていますので、当時のトランプの基礎的思考である「こんなことをしているのだから、自分たちはこう出る」というような0 or 1の因果応報の考えが垣間見えますね。
それでは、Have a nice day!